
手元の化石を査定に出したいけれど、「どの角度から、何枚撮ればいいのだろう」と迷いませんか。
まずは①全体、②裏面、③大きさ、④特徴のアップ、⑤欠けや修復がわかる写真を用意しましょう。 ラベルや購入時の書類が残っていれば、それも別に撮影します。写真がきれいなだけで査定額が上がるわけではありません。標本の形と状態、わかっている情報を正しく伝えるための準備です。
この記事では、スマートフォンで撮る順番と、写真に添えて伝えたい情報を紹介します。
査定相談に用意したい5つの写真

1.化石全体の写真
化石が画面から切れないように、正面から全体を撮ります。母岩や台座が付いている場合は、その部分も入れてください。

2.裏面の写真
裏側の形や母岩の状態がわかるように撮ります。破損しそうな場合は、無理に持ち上げず、撮れる範囲の側面を撮ってください。

3.大きさがわかる写真
化石の横に定規やメジャーを置いて撮ります。定規で標本を押さえず、別に測った縦・横・厚みも文章で伝えると確実です。

4.特徴が見えるアップ写真
模様、歯の縁、骨の表面など、見てほしい部分にピントを合わせます。何を拡大するかは標本によって違います。種類がわからなければ、目立つ形や模様を撮り、「種類は不明」と伝えて構いません。

5.欠け・接着・修復がわかる写真
傷んだ部分も隠さず撮ります。接着や補填をしたことがわかっている場合は、その範囲を文章でも伝えましょう。
この標本では、写真右下の殻の外縁に欠けがあります。査定相談では、その部分がわかる写真を添え、わかっている状態を文章でも伝えます。

なお、わからないものを推測して「修復なし」と書く必要はありません。
化石の買取を案内する事業者も、両面・大きさ・細部の写真や標本情報を求めています。ただし、必要な枚数や送信方法は依頼先ごとに確認してください。
スマホでは「明るさ」と「ピント」を優先する
撮影は明るい場所で、化石と区別しやすい無地の背景を使いましょう。
また、画面上で化石をタップしてピントを合わせ、撮ったあとに拡大して模様まで見えるか確認することが大切です。暗い写真、ピンボケした写真、強い反射で表面が見えない写真は撮り直します。
なお、写真の色や欠けを大きく変える加工は避けてください。また、見栄えをよくするために洗浄・接着を始める必要はありません。撮影前は、まず現在の状態を残すことが大切です。

写真と一緒に、わかる範囲の情報を送る
写真だけでは、産地や入手経緯までは伝わりません。そのため、次の情報を一緒に整理しておくと、相談内容が明確になります。
- 化石の名称。わからなければ「不明」
- 縦・横・厚みなどの寸法
- 産地や地層。ラベルに記載があれば、その表記
- 購入先・入手時期など、わかっている来歴
- 欠け、接着、補填など、把握している状態
- ラベル、箱、購入書類などの有無
さらに、ラベルや書類があれば、標本とは別の写真でも残しましょう。記録のない産地や種類を、見た目だけで補わないことも重要です。
写真がそろったら、相談先の条件を確認する
買取査定のメールを送る前に、依頼先がその種類の化石を扱っているか、写真を何枚送れるか、実物確認が必要かを確認しましょう。写真による回答は、実物を見たあとの最終的な査定額と異なる場合があります。
問い合わせ文は、長く書く必要はありません。たとえば、次の形なら、写真と情報を対応させやすくなります。
化石の売却を検討しています。標本名は不明です。大きさは縦○cm・横○cm・厚み○cmです。産地の記載があるラベルは手元にありません。全体・裏面・寸法・細部・欠けの写真を添付しました。買取対象になるか、相談方法をご案内いただけますか。